てくなべ

ネットワーク、自動化などの技術的なことを書いていきます。

「この時代でもなぜ書籍なのか」に対する答えの一つに出会った時

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■ 書籍のいいところって?

技術書、大好きです。でもWeb上にもたくさん情報が存在しています。スピードも速いです。 では、技術書の価値はどういうところにあるのでしょうか。時々考えることがあります。

  • 内容の品質がよい
  • 一覧性が高い
  • 紙をめくるという行為が良い
  • 所有欲を満たしてくれる

などなど、色々あるかとは思います。

ところが、先日「BPStudy#123〜技術書籍執筆の実際、ノウハウ」という勉強会のある発表で、全く別の観点の話を聞いて、とても印象に残りました。

slideship.com 発表者は、PythonユーザのためのJupyter[実践]入門 の著者の一人である池内孝啓さん(@iktakahiro)です。

■ 書籍は歴史として国レベルで保全される

以下の2点で、書籍は歴史として国レベルで保全されると言えます。

1. 国レベルで記録される

日本には納本制度という制度があり、この制度により国レベルで記録されることになります。

納本制度|国立国会図書館―National Diet Library

納本制度」とは、図書等の出版物をその国の責任ある公的機関に納入することを発行者等に義務づける制度のことです。わが国では、国立国会図書館法(昭和23年法律第5号)により、国内で発行されたすべての出版物を、国立国会図書館に納入することが義務づけられています。

納本された出版物は、現在と未来の読者のために、国民共有の文化的資産として永く保存され、日本国民の知的活動の記録として後世に継承されます。

資料の該当ページ(P18)

2.「知識や技術は陳腐化しても当時の人間が考えていたことの記録は褪せない」

はっとしました。歴史ですね。

資料の該当ページ(P22)


Webサイト上のデータと比較して、書籍が残されるレベルは高いと言えると思います。 これからどういう技術、文化になるかは分かりませんが、少なくともしばらくは「歴史として国レベルで保全される」という点が「この時代でもなぜ書籍なのか」に対する答えの一つなのかなと思いました。