てくなべ (tekunabe)

ansible / network automation / 学習メモ

トップエスイーセミナー「Infrastructure as Code によるITインフラの継続的改善」に参加してきました

■ はじめに

2018/12/07 に開催された、トップエスイーセミナー「Infrastructure as Code によるITインフラの継続的改善」に参加してきました。

トップエスイーセミナーとは

社会人エンジニア向けにソフトウェア工学の教育を提供しているトップエスイーが開催するセミナー

です。(引用元: https://www.topse.jp/ja/seminar.html#ci)

今回は Asnible ユーザー会の Slack の #study という勉強会情報のチャンネル内で本セミナーを知りました。

書籍「Infrastructure as Code」や「インフラCI実践ガイド」で、この分野を学びましたが、より深く知ったり、実際に手を動かして見たいと思って参加しました。 また、基本的にはサーバーインフラを対象とした内容ですが、ネットワークにも応用できるのでは、という思いもありました。


■ 講義パート

講義パートでは、IaC が求められる背景や IaC の概念について学習しました。

印象に残ったのは、たびたび「不確実性」といキーワードが出てきた点です。私も今年は不確実性という言葉を意識し始めました。書籍「エンジニアリング組織論への招待」で、エンジニアリングの目的を「不確実性を削減すること」と定義していることが印象残っていたためです。本セミナーの参考図書にも本書が挙げられていました。


■ 演習パート

演習パートでは、用意された環境(PC含む)を利用して、自動化単品の仕組みからパイプラインの作成までを実際に操作しました。主に利用したのは Ansible と GitLab です。 まずは、Ansilbe でインフラ構築の自動化、テストの自動化を行いました。 その後、GitLab で一連のパイプラインを作成し、構成変更のコミットをするとテストや構築自動化が動くところまでを確認しました。


■ まとめ・感想

講義パートもしっかりしていたため、ただ単にツールの操作方法を覚えるだけでなく、背景や概念から入っていくことができました。

また、書籍「インフラCI実践ガイド」内の演習で前提とする環境が、少々ハードルが高かった(*1)ため試せずにいました。本セミナーでは、すべての環境が準備されていたので、とても助かりました。

*1: Docker だけで演習できる環境を試験的に作成されたそうです

www.topse.jp