てくなべ (tekunabe)

ansible / network / automation / 学習の記録

JANOG47 Meeting in Fukuoka 参加レポート

はじめに

2020/01/27-29 にオンラインで開催された JANOG47 Meeting in Fukuoka に参加ました。

前回の JANOG 46 では、現地とオンラインのハイブリッドでの開催でしたが、今回はオンラインのみとなりました。 このような制約があるなかでも開催されたことがありがたいです。

本記事では、自動化に関する以下の2つプログラムについて簡単にレポートします。

エンタープライズ向けVPNサービスNW 運用自動化への挑戦

★ 現在アーカイブ動画公開中(2021/03/21まで)

www.janog.gr.jp

P10(資料右下の数字) では、自動化後の構成が示されていました。StackStorm で定期的にオーダーを取得しにいく仕組みが興味深いなと思いました。

P20 では、自動化前後のフロー比較がされていました。自動化するとこよって、事後に行っていた設定も当日に行うことができ、負荷軽減やミス撲滅につながったそうです。日を跨ぐか跨がないかというのは、人のアサインにも大きく関わってくると思うので、なかなか大きな違いな気がします。良いですね。

P21 では、クライアントPCからはじめとする処理の流れが示されていました。 AWX を直接の作業インターフェースにせず、API 受付するのも AWX の活用方法の一つですね。 特に必要になるパラメータが大量で複雑になる場合は、AWX の画面で指定するよりも、スクリプトで処理してAPI リクエストを生成するほうが効率がよいかもしれません。

P23 では Ansible のロールの構成が示されていました。特にロールの階層が興味深かったです。 例えば、roles/(NW装置名)/Port/Add。途中まで名詞ベースのロールで、最後は動詞です。

(NW装置名) といういのが、純粋に機器1台ずつのことなのか、それともある程度役割でグループ化されているのかは聞きそびれてしまいました。機器1台だとするとロールの数かなり多くなると思うのですが、どうなのでしょう。

お二人の発表で、自動化する範囲をきちんと決められている点が共通していました。 やはりなんでも自動化しようとするのではなく、難易度や見込める効果などの観点で判断するのが良いとのだと思いました。


走りながら作るネットワークテンプレートシステム

★ 現在アーカイブ動画公開中(2021/03/21まで)

www.janog.gr.jp

P19 の Kubernetes との比較がおもしろかったです。確かにネットワーク機器は、プロトコルレベルで自立分散で動くなぁと。 ただ、そこから「あるべき形の宣言 = ネットワーク装置の設定」であるとの考えまでに私は至らなかったので、なるほどと思いました。

私含めて、私の周りの人が関心を寄せていたのが、P30 の Patch という自由記入欄を設ける考え方です。 標準化できないから自動化をしない、のではなく、標準化できない部分はそれはそれとして自由記入欄で受け入れる余地を残すという考え方。

この折り合いの付け方が素敵だなと思いました。

■ おわりに

はじめにも書きましたが、このような状況下でも開催された事自体が本当にありがとうと思います。

当初は現地開催も予定されていたと記憶していますが、オンラインのみにするという決断も相当大変だったのではないかと思います。

オンラインでも JANOG らしさの一つである、ディスカッションはスムーズになされていました。 このあたりは、前回の JANOG 46 である程度確立されたように思います。

スタッフ、関係者、登壇者みなさま、ありがとうごぎざいました!

次回 JANOG48 は、2021/07/14-16 に岐阜県大垣市にて開催予定(ホスト: 株式会社ミライコミュニケーションネットワーク)です。

今度こそ、安心して現地開催ができる世の中になっていればよいなと願っております。

参加された方でアンケートがまだの方はぜひこちらから。 アンケート | JANOG47

参考

私と JANOG