てくなべ (tekunabe)

ansible / network automation / 学習メモ

データベーススペシャリスト試験を受験してきました(不合格確定)

はじめに

2024年秋期のデータベーススペシャリスト試験(DB)を受験してきました。

この記事は、ただの個人的なふりかえりです。確実に不合格(午後の回答で空欄が半分以上)なので、勉強方法の参考にはなりませんのでご注意ください。

経緯

情報処理技術者試験は、20代の頃はたまに受けていましたが、30代以降はほとんど受けて来ませんでした。2016年に始まった時に受けた「情報セキュリティマネジメント試験」が最後でした。

ところで今年の私のテーマは「迷ったら地味な方を選ぶ」です。世の中、技術的におもしろいサービスやツールがたくさんあります。それらを触ってみたい気持ちがあるのですが、最近は「使い方」以外ところを強化したいなという思いがありました。

そこで思い出したのが、情報処理技術者試験です。高度試験の午前1の範囲は、「それ」に該当、かつチャレンジしやすいのではないかと思い、受験することにしました。

合格は狙っていなくて、午前1、あわよくば午前2も頑張れればいいな程度です。なので、高度の試験のどれを受けるかは、こだわりはありませんでした。

秋期の高度試験は、プロジェクトマネージャ試験、データベーススペシャリスト試験、エンベデッドシステムスペシャリスト試験、システム監査技術者試験があります。論文がある試験は、以前ITサービスマネージャ試験で苦い思い出があったので避けたかったのと、他と比べるとまだ馴染みがある方という理由で、データベーススペシャリスト試験を受けることにしました。

準備

午前1の範囲と難易度は、応用情報の午前と同じです。なので応用情報の参考書を買いました。最初の頃は、よーし基礎から勉強するぞ、と思っていたのですが、わりとすぐ気持ちが持たなくなってしまいました。自覚はあったのですが、本当に勉強が苦手になってしまったなと思いました。また、途中で中学レベルの数学が危ういことが発覚しました。解説の計算が理解できないものがあったのです。

15年近く前に応用情報を受けたのですが、もうびっくりするくらい内容は覚えていませんでした。それでもスラスラ解ける分野もあることはあるので、忘れる分野と忘れない分野の違いってなんだろうって思いました。自転車の乗り方や泳ぎ方のように、普段やるわけじゃないけど一度覚えたら忘れないもの、というのもありますよね。

正直なところ、当日の2日前まで、当日行くかどうかも迷ってるほどの準備不足でした。「会場の写真くらい撮ってきますよw」と人に話したのがけじめになりました。

当日

会場

午前1は思ったよりは解けて、午前2は怪しい感じでした。午前2では、DBの試験なのにDBの範囲外の問題に出会うとホッとする有り様でした。

誤りポイントにバツをつけながら回答することが多いです(午前2問20)

午後は1も2もキツかったです。歯が立たなかったです。対策をしてこなかったので、出題形式かもよく分かっていませんでした。エンティティやリレーションなどの表記ルールが冒頭に書かれていますが、毎回同じなのでしょうか。ここくらいは予習しておけばよかったなと思いました。

冒頭に書いた通り、空欄が半分以上なので確実に不合格です。

データモデルの不足しているリレーションの線を追加したり、関係スキーマの空欄に属性(1つまたは複数)を入れたりする問題がありましたが、この手の問題は、理解に加えて「慣れ」も必要そうだなと思いました。

今回の問題冊子は以下のページから見れます。

www.ipa.go.jp

試験の内容以外のところでいいますと、私が入った部屋では、午前の出席率は7割ほどで、午後2の頃には半分以下になっていました。あと、受験票に上履き持参と書いてあったら忘れちゃいけないなと思いました。本記事で唯一アドバイスできる事があるとすれば、受験票に記載の持ち物は必ず確認しましょう、です。

おわりに

午後2は、退出可能時間になってから、その部屋の中で一番最初に退出してしまいました。諦めて。あのときのバツの悪さは覚えておくべきと思いました。

うっかり午前1免除が得られたら、来年もなにか高度試験を受けてみようかなと思います。もはや合格が目的というよりは、普段やらない勉強をして、脳の退化に抗うみたいなノリです。