■ GitPod とは
GitPod は GitHub のリポジトリを扱えるブラウザIDEです。わざわざ手元に git clone
するほどでもないけれど、GitHub 標準のエディタでは寂しい時ときに便利です。無料プランで毎月100時間利用できます。
GitPod では、Docker コンテナで動作するターミナル(ワークスペース)も利用できます。 デフォルトのイメージをそのまま利用するだけでなく、起動時に任意のコマンドを実行したり、別のイメージを指定するなどしてカスタマイズもできます。
この記事ではこれらのカスタマイズ方法についてかんたんに説明します。
■ 設定ファイルは .gitpod.yml
GitPod で起動するコンテナに対する設定は、リポジトリトップに .gitpod.yml
というファイルを配置して行います。
起動時にコマンドを実行する
.gitpod.yml
に以下のような指定をすると、起動時に任意をコマンドを実行できます。ここでは、pip install ansible
を実行する指定をしています。
tasks: - command: "pip install ansible"
command
以外にも init
や before
でもコマンドが実行できるようです。詳細は以下の公式ドキュメントを参照してください。
Start Tasks - Gitpod Documentation
別のイメージを指定する
.gitpod.yml
に以下のような指定をすると、別のコンテナイメージを利用できます。ここでは、python:3.7 を指定しています。
image: python:3.7
詳細 Docker Image - Gitpod Documentation
gp init
コマンドで .gitpod.yml
を作成する
ターミナル内で gp init
というコマンドで対話的に項目に答えていくと、.gitpod.yml
を作成できます。
■ おわりに
今回ご紹介したカスタマイズ方法の他にも、Dockerfile を指定したり、portを exposeしたりもできます。
詳細は、GitPod公式ドキュメントの Configuring Workspaces を参照して下さい。