てくなべ

ansible / network automation / 学習メモ / 思考メモ

書籍「エンジニアのためのAIに伝わるドキュメントの基本」を読んで

はじめに 最近、人間向けに書かれた Wiki をスキルのサポートファイルに移植する作業をしてました。 基本的にそのまま移植したのですが、自分なりの判断でAI からの読まれ方も少しだけ気にして修正も加えました。ただ、もっとちゃんと知りたいという気持ちが…

[Ansible] ネットワーク機器へのコマンドとレスポンスを記録できる Transcript recording 機能

はじめに 2026/09/17 リリースの ansible.netcommon コレクション 8.7.0 で、network_cli コネクションプラグイン使用時に「実際にどんなコマンドを実行して、どんなレスポンスが返ってきたのか」をファイルに記録する機能が加わりました。 ネットワーク系の…

[Ansible/AAP] 公式 Execution Environment の情報を Red Hat Ecosystem Catalog で確認する

はじめに AAP 2.x では Ansible Playbook はコンテナ内で実行されます。その Ansible 用のコンテナのことを Execution Environment(EE: 実行環境)と呼びます。 AAP では標準でいくつかの EE がセットされています。AAP 2.5 以降の UI でいうと、左メニュー…

JANOG58 Meeting in Matsuyama オンライン参加レポート

はじめに 2026/07/15-17 に JANOG58 Meeting in Matsuyama が開催されました。アリスタネットワークスジャパンさんです。四国での JANOG 開催はこれで3県目。つまり全4県までリーチだそうです。副社長が松山出身というご縁があるそうです。 www.janog.gr.jp …

[Ansible] Ansible Automates 2026 Japan 参加レポート

はじめに: 7年ぶりのオフライン開催 2026年 7月15日 に Ansible Automates 2026 Japan が開催されました。 ここ数年はオンライン開催のみでしたが、今年は 7年ぶりのオフライン・オンラインのハイブリッド開催でした。 (厳密にはもともと「~ Tokyo」でした…

[Ansible] Ansible 向けに参考になる Agent Skills やカスタム指示ファイル

はじめに Ansible の Playbook 作成に携わっている方の中には、Playbook 生成やコードレビューなどで生成AIを活用されている、または活用を予定されている方も多いのではないでしょうか。 私自身も探っている最中です。ただ、カスタム指示ファイルも Agent S…

[Ansible] コーディングルール類の参考になる Good Practices for Ansible

はじめに Ansible の Playbook は、同じ処理でもいろんな書き方ができます。タスクの name にしても、書かなくても動くことは動きます。 自分一人で書く分にはそんなに問題になりませんが、チームで開発する場合は、コーディングルールがほしいよね、という…

GitHub Copilot code review でカスタム命令ファイルなどはヘッドブランチを読むようになった

はじめに GitHub Copilot code review において、カスタム命令ファイル(copilot-instructions.md、*.instructions.md)はベースブランチから読み込まれる仕様でした。 2026/07/17 の案内でヘッドブランチ、つまりプルリク内のものを読み込む仕様に変わった…

[Ansible/AAP] Ansible 周辺のプロダクト名から Lightspeed という言葉が使われなくなっている

はじめに Playbook を AI で生成する Red Hat Ansible Lightspeed を皮切りに、Ansible 周辺やそれ以外の Red Hat のプロダクトにも Lightspeed という言葉がいくつか使われてきました。 数年経った今、Ansible 周辺のプロダクトから Lightspeed という言葉…

[Ansible/AAP] AAP on AWS のアップデート情報を仕入れる方法

はじめに SaaS 版の AAP on AWS はマネージドサービスなので、利用者側によるアップデート作業が不要なとても便利なサービスです。 rheb.hatenablog.com 便利なのと同時に、サービス側提供者側による計画をあらかじめ知っておきたい気持ちも生まれます。 と…

[Ansible] Ansible 公式ドキュメントのデータを Markdown 形式で取得する

はじめに Ansible の公式ドキュメントのページの多くは reStructuredText で書かれていて、Sphinx 経由で出力されています。 人間がブラウザで HTML を表示する分には良いのですが、最近ではより AI に読んでもらいやすいように Markdown でデータを取得した…

Interop Tokyo 2026 参加レポート(主に ShowNet)

はじめに 2026/06/10-12(現地展示期間として)に開催されたInterop Tokyo 2026に参加してきました。 ShowNet の展示やセッションを見てきましたので、いくつかまとめます。 ※ 口頭で聞いたあいまいな記憶を思い出しながら書いた記述が含まれます。正確な情…

[Ansible] ansible-core 2.21.0 がリリース。便利そうな点と注意点。注目は Register Projections

はじめに 2026/05/18 に ansible-core 2.21.0 がリリースされました。 コードネームは「The Rain Song」です。 www.youtube.com CHANGELOG などでぱっと見で気になった「便利そうなポイント」と「ちょっと注意ポイント」を簡単ですがまとめます。 先に、リリ…

[Ansible] レジスター変数を取り回しやすくなる Register Projections (ansible-core 2.21 から)

はじめに 2026/05/18 にリリースされた ansible-core 2.21.0 で、Register Projections という機能が追加されました。 1つのタスクで、レジスター(register)変数を複数定義できたり、タスク内であれば register を定義しなくても _task.result で参照でき…

[Ansible/AAP] 次のバージョンの AAP の情報をリリース前に知る方法

はじめに Red Hat Ansible Automation Platform (AAP) は、アップグレードのたびに機能追加や古い機能の削除などが行われます。内容は基本的に AAP の公式ドキュメント から該当のバージョンを選択して、「Release notes」などで確認できます。 特に、AAP on…

Red Hat Summit 2026 のキーノートで気になったキーワード(主に自動化方面)

はじめに 2026/05/11-14 (現地時間)、アトランタで Red Hat Summit 2026 が開催されています。例年通りキーノートは YouTube Live で視聴できました。新しいプロダクトや構想の他にも、日産自動車から日本の方が登壇されていたのが印象的でした(参考リンク…

タスクの変数を減らす

はじめに (タイトルがAnsibleの話みたいになってますが別の話です) 先日の記事「自動化の難易度は機能とパラメーターのセットで考える - てくなべ」で、自動化とパラメーターは切っても切り離せない旨を書きました。 このことは「パラメーターが少ない方が…

レビュー要・不要の議論の前にレビューの目的を揃えたい

昨今、生成AI によるコードレビューの自動化が発達して「人間のレビューは必要か?不要か?」という論をよく見かけます。 私は流されやすいところももあり、必要論も不要論も「それもそうだな」と、ある種の早合点してしまう傾向があります。 必要か不要かを…

ファイアウォールのポリシーの設定変更の難しさとその自動化の難しさを考える

はじめに ネットワークの運用作業で、ファイアウォールのポリシーや ACL の設定追加、変更、削除(以降、ポリシー設定)はよくあるのではないでしょうか。そして、なかなか大変なこと(詳細は後述)も多いです。この大変さを解消する手段の候補として自動化…

リードタイムと会議体

はじめに 業務を効率化しよう、という話の時によく出てくる時間に対する概念が、リードタイムとプロセスタイムという考え方です。 プロセスタイム: 何かを実際に作業している時間そのもの リードタイム: 待機やコミュニケーションを含めた、最初から最後まで…

[Ansible/AAP] 実行環境(EE: Execution Environment)を1つにまとめる必要性と分ける必要性

はじめに AAP(Ansible Automation Platform)や ansible-navigator(のデフォルト)では、コンテナ内で Playbook を実行する仕組みになっています。 この Playbook を実行するためのコンテナ環境のことを、実行環境(EE: Execution Environment)と呼びます…

自動化の難易度は機能とパラメーターのセットで考える

はじめに Ansible のような自動化ツールを扱っていると「自動化できるか、できないか」のような調査をすることがあります。 この手のものは、機能面だけは判断できないなと思うことがあるので、簡単ですが自分の考えをまとめます。当たり前のことばかりかも…

[Ansible] github.com/ansible 配下のリポジトリでコミット署名が必須になる(2026/03/16 から)

はじめに Ansible 本体や関連ツールは GitHub の ansible という Organization のリポジトリで管理されています。 (コレクションは別 Organization の ansible-collections など) ギリギリのタイミングで知ったのですが、2026/03/16 から https://github.c…

[Ansible/AAP] ジョブの状態(成功、失敗など)の GUI と API でそれぞれ確認する

はじめに AAP (Ansible Automation Platform) はジョブの状態を API で取得できます。 レスポンスボディの JSON のうち、status を見ると、実行中なのか終わって成功したのかなどを確認できます。一方、failed という、これまたある意味状態を示しそうな項目…

ドキュメント自動生成の前に考えたいこと

はじめに 技術の進歩は早く、少し前に「あんなことできたらいいなぁ」と思っていたことが、結構身近に感じることも多くなりました。 ドキュメントの自動生成もその一つです。 ですが「できるようになった」=「やるべき」とは限りません。仮に誰も(AI含め)…

[Ansible] tagged, untagged, all タグを Playbook 内で適用すると警告が表示されようになった(ansible-core 2.20.0 から)

はじめに Ansible には、Playbook 内の実行するタスクを細かく制御するためのタグという機能があります。例えば、ansible-playbook コマンドのオプションで --tags sakana を指定したら、sakana というタグが適用されているタスクのみが実行される、というも…

JANOG57 Meeting in OSAKA オンライン参加レポート

はじめに 2026/02/11-13 に JANOG57 Meeting in OSAKA が開催されました。ホストはさくらインターネットさんです。 www.janog.gr.jp 現地参加はできませんでしたが、オンラインで参加しました。 登録者数は 6,000人を超え、実際の入場者数も合計 5,000 人を…

[Ansible] to_json や to_nice_json フィルターで日本語が Unicode エスケープされないようにする

はじめに Ansible には、いい感じのフォーマットの JSON に変換するためのansible.builtin.to_nice_json フィルターがあります。 tekunabe.hatenablog.jp 日本語(おそらく非ASCII)が含まれているとデフォルトでは以下のように Unicode エスケープされます…

[Ansible/AAP] コンテナ版 AAP のアンインストール方法

基本は Playbook ansible.containerized_installer.uninstall の実行 コンテナ版の AAP (Ansible Automation Platform) のインストール用コレクション ansible.containerized_installer の中には、ansible.containerized_installer.uninstall という Playboo…

GitHub で プルリクエストを無効化したりコラボレーターに制限できるようになった

はじめに GitHub のプルリクエストの利用制限ができるようになったことを、以下の記事で知りました。 github.blog 具体的には、プルリクエストを完全に無効化したり、そのリポジトリのコラボレーター権限のユーザーに制限できるとのことです。 今まで、Issue…