これは Ansible Advent Calendar 2020 (Adventar版) の 14日目の記事です。
はじめに
現在、コミュニティ版としての 最新安定版は Ansible 2.10 系です。
もともとのロードマップでは、Ansible 2.10 系 の次は Ansible 2.11 系でした。ですが先月、2.10 系の次は 3.0.0 になる予定、との情報が入ってきまた。
[2021/04/27 追記] ansible-core 2.11
がリリースされました。こちらは Ansible Community Package の
コアの位置するもので、ansible-base 2.10
の後継です。関係については公式ブログの記事をご参照ください。
簡単にですが、この記事では Ansible 3.0.0 のリリースについての情報をまとめます。
Ansible 3.0.0 ってなに?
Network to Code の Slack や同僚きっかけで、以下の投稿を知りました。
Twitter アカウント @ansible でもこの投稿について触れられていました。
Update for Ansible release schedule and versioning info:
— Red Hat Ansible (@ansible) 2020年11月20日
- ansible package will move to semver (MAJOR.MINOR.PATCH)
- The next major ansible release will be 3.0.0, no ansible 2.11 release
More details + the proposed release dates: https://t.co/rmPXqJToO6#ansible #community
ポイント
ポイントは以下の通り。
- セマンティックバージョニングになる
- Ansible 2.10 の次は
2.11
ではなく3.0.0
- Ansible 2.10 で ansible の基本機能と基本モジュールは
ansible-base
という名前だったが、ansible-core
という呼び方に変わる- (昔の core と extra を彷彿とさせますね・・)
- 2021/02/16 に Ansible 3.0.0 がリリース予定
- Ansible 4.0.0 もいずれ
公式ドキュメントの devel ブランチのロードマップにも反映されました。
また、Migrating to Ansible Collections というウェビナーにも Ansible Project 3.0.x (pip)
という言葉が登場していました (12:41ころ)。
今後の情報を追うために
予定は予定ですので、何かしら変更されるかもしれません。
今後の情報は以下のあたりを追っておくと分かるかも知れません。
私自身もまだ情報を収集中です。もし修正や追加すべき情報がありましたら @akira6592 までお知らせいただけると幸いです。