てくなべ (tekunabe)

ansible / network automation / 学習メモ

[Asnible] Playbook の品質改善プルリクを出してくれる Ansible code bot を試してみた

はじめに

AnsibleFet 2024 のキーノートで、Ansible code bot というものを知りました。

動画の 17:45 頃から。

GitHub 上の Playbook の品質上の修正提案のプルリクエストを出してくれる bot です。

おもしろそうだったの試してみました。

手順

スクショを取り損ねてしまったのですが、以下のページで手順がまとまっています。

access.redhat.com

有効な AAP サブスクリプションが必要で、Red Hat のサイトにログインする手順があります。

Your organization must have an active subscription to Red Hat Ansible Automation Platform to use the Ansible code bot.

今回はパブリックリポジトリで試しましたが、上記ドキュメントによるとプライベートでも対応しているようです。

管理画面と手動スキャン

Ansible code bot には以下のような管理画面があります。ここから手動スキャンを開始できます。

Ansible code bot 管理画面

スキャン履歴もこの画面から確認できます。

作成されたプルリク

今回作成されたプルリクがこちら。

作成されたプルリク

いくつか修正されましたが、今回の範囲では ansible-lint --fix 相当のように見えました。コミットメッセージにもその旨の記載がありました。

修正内容

定期スキャン

定期スキャンするには、対象リポジトリ.github/ansible-code-bot.yml にスケジュールルールを定義しておく必要があります。

schedule:
  interval: daily     # weekly や  monthly も可

時刻は AM 9:00 UTC で固定のようです。

参考: Chapter 7. Installing and configuring the Ansible code bot Red Hat Ansible Lightspeed with IBM watsonx Code Assistant 2.x_latest | Red Hat Customer Portal

他のリポジトリでのプルリク例

以下のように検索すると、他のリポジトリで Ansible Code bot が出したプルリクが見れます。

github.com

おわりに

簡単ですが、Ansible code bot を試しました。今回の修正内容だけであれば、作りこめば他の方法でも実現できそうではありますが、おもったよりさくっと導入できたのは便利でした。