■ はじめに
Ansible の調べ物をしていて、モジュールの説明ページなどを見るときは、そのドキュメントの対応バージョンを気にするようにしています。 使っている Ansible バージョンでそのモジュールが使えるかどうか、など。 この記事では、対応バージョンの確認方法と、バージョンの切り替え方法を説明します。
[2019/07/08 追記] 以下のようにドロップダウンリストでバージョンが選択できるようになりました。
■ 対応バージョンの確認方法
ドキュメントの左上に 2.6
などと、対応バージョンが書いてあります。
devel
と書いある場合は、今でいうと開発中の 2.7
のことです。(10月リリース予定)
もし、諸事情で開発中のバージョンを使いたいときは、
pip install git+https://github.com/ansible/ansible.git@devel
でインストールできます。
■ 対応バージョンの切り替え方法
その1: トップページから切り替える方法
ドキュメントトップのメニューの Previous Version
からバージョンを切り替えることができます。
その2: URLを書き換えて切り替える方法
例えば、
https://docs.ansible.com/ansible/latest/modules/ios_command_module.html
というURLの場合、 latest
のところを書き換えると、バージョンを切り替える事ができます。
- 指定例(2018/8/9現在)
devel
: 2.7latest
: 2.62.6
: 2.62.5
: 2.5
モジュール説明ページのURLを書き換えた結果、 Not Found になるのであれば、そのバージョンにはそのモジュールが無いということになります。
(ページ内に書いてある New in version 2.7.
といった記載で判断するのが手っ取り早いです)
例えば、
https://docs.ansible.com/ansible/devel/modules/vmware_deploy_ovf_module.html
の devel
(2.7) を latest
(2.6) に書き換えて、
https://docs.ansible.com/ansible/latest/modules/vmware_deploy_ovf_module.html
を表示したときに、Not Found になるのは、 2.6 にそのモジュールがないためです。
注意点
Ansible 2.4 から 2.5 になったタイミングで、ドキュメントの階層が変わりました。 そのため、これらのバージョンをまたいで切り替えるときは注意が必要です。
- 例:
ios_command
モジュールの説明ページのURL