■ はじめに
Interact 2018 というイベントに参加してきました。私は今回がはじめての参加でしたが、今年で5年目だそうです。
マルチセッション形式だったのですが、私は以下の4セッションに参加しました。
- 今からはじめる Kubernetes 入門
- PowerShell of Microsoft SDN v2 101
- Ansible x Windows: AnsibleではじめるWindows自動化
- Microsoft Azure Global VNet Peering
それぞれ、簡単に振り返りたいと思います。
■ 今からはじめる Kubernetes 入門
Kubernetesについてはあまり知らないのですが、Docker の特徴や、 Kubernetes で何が嬉しいか、などがふわっと分かった気がします。 Node、Pod、Service、等の構成要素の名前は聞いたことがあったのですが、図解を見て整理できました。 コンテナを落としても自動復旧されるようなでデモも見れました。
■ PowerShell of Microsoft SDN v2 101
www.slideshare.net
PowerShell で Microsoft SDN v2 を操作するデモを多数見れました。 仮想ネットワーク、仮想マシンのつなぎ込み、VPN接続など、様々なことをPowerShellでやっていました。 初めて知ったのですが、101(ワンオーワン)とは、入門や基礎といった意味だそうです。
■ Ansible x Windows: AnsibleではじめるWindows自動化
あまり情報のない、WindowsをAnsibleで自動化する方法や、トラブルシューティング方法などが紹介されていました。 既存のマイクロソフト製品などを利用してうまくいっている場合は無理にAnsibleを利用しなくてもよさそうですが、Linuxも一緒に管理している場合、まとめてAnsibleを利用すると統一感がでるので、これも手かなと思いました。 接続方式であるWinRMのエラーメッセージが具体的でなく、ちょっとハマりどころなような印象もうけました。なので資料中のトラブルシューティング方法は要チェックかと思います。
いくつか、紹介されていた内容に対応する公式ソースのリンクを補足させていただきます。
2018/06/29 リリース Ansible 2.6 のCHNGELOG(Windowsモジュールも3つ追加)
Windows モジュール一覧
win_user モジュールによるユーザー追加サンプルPlaybook
ansible_winrm_transport オプションで指定可能な認証方式
タイムアウト系オプション(
ansible_winrm_operation_timeout_sec
/ansible_winrm_read_timeout_sec
)Windows向けの独自モジュールを作成するときに見ておきたいページ
■ Microsoft Azure Global VNet Peering
(資料発見したらリンク貼る予定)
10リージョンを VNet ピアリングするPowerShellスクリプトを流しているデモの間に、Azureのネットワークを説明するというエキサイティングなセッションでした。PowerShellは30行程度でした。 ここまで自動化できると設計思想も変化を求められるのだと感じました。 マイクソフトさんは、ものすごいしっかりとしたグローバルなネットワークを保有している事もわかりました。
■ さいごに
魅力的なセッションが多数あったため、なかなか迷いました。 登壇者のみなさま、運営スタッフのみなさま、会場提供の日本マイクロソフトさん、ありがとうございました。 来年も参加したいと思います。