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【JANOG42】Ansible ネットワーク自動化チュートリアルを発表してきました

■ はじめに

2018/07/11 - 13 に三重県津市で開催された JANOG42 Meeting in Mie(ホスト:株式会社ZTV様)で「Ansible ネットワーク自動化チュートリアル」を発表してきました。

Ansible ネットワーク自動化 チュートリアル :: JANOG42

Ansibleの初心者向けのチュートリアルとなります。 主にサーバ向けの構成管理ツールとして利用されるAnsibleですが、近年はネットワークの構成管理および自動化ツールとしても利用されるようになっております。 今回はこれからAnsibleを始められる方や初心者向けに、概要/基礎から簡単なプレイブックの書き方などを紹介して参ります。

ありがたいことにご縁がありまして、レッドハットの北山さんからのお誘いで共同セッションという形になりました。

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■ 資料(デモ動画付き)

www.slideshare.net


■ 動画(2018/08/31 12:59 (JST)まで)

以下のページの下のほうから当日の動画が視聴できます。 はじめから 42:00 頃までが前半の北山さんパート、 42:00 頃以降が後半の私のパートです。

Ansible ネットワーク自動化 チュートリアル :: JANOG42


■ 内容

前半の北山さんパート(~P43)で、ネットワーク自動化を取り巻く環境やポイント、Ansibleの特徴、各コンポーネントの概要をご紹介しました。

後半の私のパート(P44~)で、ネットワーク機器対応の仕組みや、利用方法、デモ動画付きのサンプルをご紹介しました。


■ 感想など

準備

はじめて Ansible を知るネットワークエンジニアの方を対象として内容を決めていきました。 限られた発表時間の中で、例えば、YAMLをどこまで詳しく説明するか、どの程度の難易度にするかなど悩みました。特にどのようなサンプルを乗せるかを悩みました。

まず、showコマンドによる情報取得編と、setコマンドによる設定変更編に分けて考えました。そのうえで、それぞれ難易度低、中、高(相対的にですが)の3つずつ、レベルを少しずつ上げて紹介して理解していただきやすいように枠を組みました。

あとは、普段ネットワークに接している人がピンときやすいようなサンプルを考えました。 全体としては「はじめての自分にも使えそう」という期待感と「こんなこともできるのか」という期待感の、2つの期待感を持っていただけるように意識しました。

細かいところですが、デモ動画のキャプチャーは普段ScreenToGifというWindows対応のツールを使っています。トリミングなどの簡単な編集もできるのでよく使っています。 撮った動画は当日再生するためにmp4で保存おき、YouTubeにもアップして、あとでSiledeShareに差し込めるようにしておきました。SlideShareで資料を見たときに左上に YouTube Video inside という印があるのが動画を差し込んでいる目印です。

当日

スケジュールと会場の都合で、開始予定時刻になっても人がほとんどいらっしゃらなくて、正直焦ってりました・・・。結果的には、開始時刻を10分遅らせて開始しました。どうにか調整が効く範囲内だったので、予定終了時刻に発表を終えることができました。

発表後、参考になったなどのフィードバックをいただたのが嬉しかったです。 ただ一方で、JANOGは運用者がメインのコミュニティだと思いますので、運用面でのノウハウ等も含められると良かったのかなという面もありました。


■ さいごに

今回は、JANOG Meetingという大きなイベントにおいて、90分という長時間の枠をいただき、貴重な体験をさせていただきました。 ホストの株式会社ZTV様各スタッフのみなさま、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。