教育資料や発表資料を、分かりやすく、効果的なものにするヒントになるかと思い「インストラクショナルデザイン―教師のためのルールブック」という本を読みました。
- 作者: 島宗理
- 出版社/メーカー: 米田出版
- 発売日: 2004/11/01
- メディア: 単行本
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タイトルに「教師のための」とあるように、確かに読み手が教師であることを前提としている本ですが、そうでなくても、何かを伝える役割の人とにとっては得るものはあると思いました。
簡単ですが、本書で個人的にポイントだと思ったことをまとめます。
- インストラクションとは、何らかの行動を引き出すための仕掛け。それにはデザインが必要。
- 知能、技能、遂行に分けて考える
- 分かりやすく教えるための3ステップ
- (1) 説明する / 見せる
- (2) 行動させる /練習させる
- (3) 習得を確認させる
- フィードバックすることで、自分で行動を評価できるようにする
- あとどのくらいが学ぶべきことが残っているかも判斷でき、動機づけになる
- 正答率が80%くらいの問題を出し、100%になったら、少しレベルを上げて標的行動に近づけていく
- スモールステップ
- 「強化」の機会を増やせる
- 自分の行動が変化していくことを学び手に分かるようにフィードバックしていくデザインが有効
- 楽しさ
- 分かったかどうか質問するのではなく、概念の例と例外を区別するような質問をする