てくなべ (tekunabe)

ansible / network automation / 学習メモ

[ACI] オブジェクトの階層構造を Web で確認できる「Object Store」

はじめに

以前の記事で、WebUI で開いているオブジェクトの DN (Distinguished Name) を調べる方法 をご紹介しました。

今回は、階層構造などを含めてもっと詳細に確認できる画面「Object Store」をご紹介します。


■ 画面の開き方

「Object Store」の呼び出し方には、大きく分けて 2 つあります。それぞれについて簡単に説明します。

APIC 管理画面で対象オブジェクトの右クリックから開く

確認したいオブジェクトを右クリックし、表示されたメニューの Open In Object Store Browser をクリックします。

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右クリックから開く

APIC 管理画面と同じユーザー情報でログインします。(今回の環境では admin

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ログイン

対象オブジェクトについての画面が表示されます。

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オブジェクトの詳細画面

Object Store 画面を直接を開く

https://[APICアドレス]/visore.html

で画面を直接きます。

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ログイン
APIC 管理画面と同じユーザー情報でログインします。(今回の環境では admin

トップ画面が開きます。

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トップ画面


■ 基本操作

オブジェクトを検索する

Show Debug Info などで、対象の DN を予め調べておきます。

検索条件に指定し、検索を実行します。

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検索の実行

結果が表示され、DN をはじめ、各プロパティが確認できます。

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オブジェクトの詳細画面

親オブジェクト、子オブジェクトを表示する

dn のところで、親オブジェクト名をクリックすると親オブジェクトを、 > をクリックすると子オブジェクトを表示できます。

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親子オブジェクト

ここでは、子オブジェクトを表示してみます。

Application Profile ap_test1 の子オブジェクトである EPG epg_test1epg_test2 の詳細情報が表示されます。

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子オブジェクトの表示

API 上の表示を確認する

今開いているオブジェクトを API で市確認する場合の URL とその結果を知るには、 Show URL and response of last query をクリックします。

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Show URL and response of last query

API URL とその実行結果が表示されます。

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API URLと結果

まとめ

階層構造などを含めてもっと詳細に確認できる画面「Object Store」をご紹介しました。 検索や詳細の表示、親オブジェクトや子オブジェクトの確認ができました。

API を利用する場合、オブジェクトの階層を意識することがあるので「Object Store」は便利だと感じました。