はじめに
「Ansible のドキュメント」と聞いて思い浮かぶのは、docs.ansible.com 配下の以下かなと思います。
これが、2025/11/10 に ansible.readthedocs.io 配下に変更されます。
現状、平行運用のようで既に移行先が見れるようになっています。
ansible-core のドキュメントであれば、https://docs.ansible.com/ansible-core/ から https://ansible.readthedocs.io/projects/ansible-core/ です。
Ansible Forum のトップにもこんな案内が表示されています。

経緯
詳細は、Ansible Forum の以下のトピックにあります。
ansible-lint や ansible-builderあたりの周辺ツールは既に ansible.readthedocs.io にあり、これに合わせるかたちのようです。
影響は?
リダイレクトも考慮されるようなので、例えば、既存の資料内の旧URLを急いで書き換えないといけないって話ではなさそうです。
ただ、いつまでリダイレクトが有効なのかは分かりません。
これから書く資料は、リダイレクトに依存せずに ansible.readthedocs.io 配下の新しい URL がよいでしょう。
たとえば、cisco.ios.ios_command モジュールの説明ページであれば以下の対応です。
- 旧: https://docs.ansible.com/ansible/latest/collections/cisco/ios/ios_command_module.html
- 新: https://ansible.readthedocs.io/projects/ansible/latest/collections/cisco/ios/ios_command_module.html
(ちょっとまだ Forum の書き込みを読み解けてない部分もあるかもしれません)
一点分かっていないのが、Ansible 2.9 までのコレクションという概念がまだない時代のURLである、https://docs.ansible.com/ansible/latest/modules/ios_config_module.html のようなものです。このURLにはコレクションのパスが存在しませんが、現状では、https://docs.ansible.com/ansible/latest/collections/cisco/ios/ios_config_module.html のように コレクションを示すパス cisco/ios を含む URL にリダイレクトされます。ただし、docs.ansible.com 内です。これがどういう扱いになるのかが分かっていません。
おわりに
日本時間的には、2025/11/11 には変化があるかなと思いますので、チェックしておこうと思います。