はじめに
2021/12/18 の OSPF トラブルシューティングの勉強会に参加させていただきました。
やすおさん(@chimay_wh)の主催です。
題材
今回は、OSPF 編の初回ということで、レベル的にはやさしいものが扱われました。
題材は、過去に Cisco Live からのものだったようです。全19台のルーターで様々エリアからなるトポロジです。 github.com
やすおさんは CML-P で環境構築されたそうです。今回の環境に限れば 19台なのでPersonal の標準ライセンスでまかなえる範囲ですが、他にも色々されてそうなので、40ノード版(Personal Plus)かも?と妄想していました。
進め方
本題に入る前に、OSPFの理解度チェックがあり「このshowコマンドでどういうものが表示されるか」などをおさらいしました。
show ip protocol
や、show ip opsf interface
など。結構忘れてしまっているなと感じました・・。
show ip ospf interface brief
コマンドは初めて知りました。以下の例は私の環境ですが、自身のルーター起点の情報(インターフェース、IPアドレス、コスト、ネイバーの数など)が一覧で表示されて便利だなと思いました。
# 別環境での例 rt102#show ip ospf interface brief Interface PID Area IP Address/Mask Cost State Nbrs F/C Gi0/1 1 0 10.1.9.253/24 1 BDR 1/1 Gi0/3 1 0 10.1.1.253/24 1 BDR 1/1
本題のトラブルシューティングは、障害の箇所といくつかのルーターでshowコマンドを実行した結果を提示され、何を疑い次に何をすればいいか、という軽いクイズ形式で進みました。
CommentScreenを使い、参加者とインタラクティブに進める点がおもしろかったです。ニコニコ動画のように、書いたコメントが右から左に流れていきます。👏などのリアクションボタンもあったのでたまに連打してました。
ズバリ答えを書くだけでなく、ちょっとした疑問点や気付きなど、つぶやきレベルのものも気軽に書き込めました。
最後の問題は解けませんでした・・。ip ospf ttl-security
コマンド自体を知らず。
人の操作を見るのはおもしろい
人のコマンドライン操作するところは見てて勉強になりますね。show コマンドの結果を絞り込む工夫をよくされて、なるほどと思います。
show hoge | inc hufa
のように inc
を使うこと自体はよくありますが、表形式で表示されるコマンドの列の見出しもセットで表示させるために、列名|絞り込みたい文字
という指定をされていました。この or 指定の |
の前後にスペースを入れないで、一つの正規表現パターンとすることがポイントですね。
# 別環境での例 rt102#show ip ospf interface brief | inc State|9 Interface PID Area IP Address/Mask Cost State Nbrs F/C Gi0/3 1 0 10.1.9.253/24 1 BDR 1/1
おわりに
楽しく参加させていただました。ありがとうございました。
今後も、難易度別にリリースが続くそうです。是非また参加してみたいと思いました。