はじめに
自宅の検証用の AAP では、無料のサブスクリプションである Red Hat Developer Subscription for Individuals をありがたく利用させていただいています。このサブスクリプションの有効期限は1年です。有効期限が切れても再度取得できます。
今回、有効期限が切れてから再取得、AAP 2.5 への再適用という一連の作業を行いました。そんな頻繁にすることではないので、せっかくなのでブログとして記録しておきます。
なお、あくまで私の環境でこの状況でこうやったらこうなった、という作業ログでしかありません。あらゆる状況での挙動、仕様を示すものではありませんのでご了承ください。
- 検証環境
- AAP 2.5 2024/12/18 パッチリリース
主な流れ
| 日付 | やったこと |
|---|---|
| 2024/12/28 | 旧サブスクリプションの期限切れ |
| 2024/12/28 | 新サブスクリプションの申請(AAPには未反映) |
| 2025/01/28 頃 | 猶予期限切れ |
| 2025/03/17 | 新サブスクリプションの AAP への適用 |
上記のように期限には2種類あります。本記事では、通常の期限を単に「期限」、それを超えてからの猶予(画面上は grace period)は「猶予期限」と表記します。
2024/12/28 旧サブスクリプションの期限切れの様子
旧サブスクリプションの期限切れた時に確認したことです。
有効期限が切れたてのタイミングでは、以下のようなサブスクリプション設定画面になりました。

残りホスト(Host remaining)はまだ余裕がありますが、期限が 2024/12/28 に切れ、ステータスが「Out of compliance」となっていることが分かります。
加えて、猶予期限が 30日あることのメッセージが画面上部に表示されました。
カスタマーポータルでサブスクリプション一覧を確認すると「Red Hat Developer Subscription for individuals」が表示されなくなっていました(少なくともデフォルトでは)。

Red Hat Hybrid Cloud Console のサブスクリプション一覧には「Red Hat Developer Subscription for individuals」が表示されていて、クリックすると有効期限が切れたものが確認できました。

この日(2024/12/28)、 Demo Job Template を実行してみると、実行自体はできていたようでした。対象ホストは localhost です。

2024/12/28 新サブスクリプションの申請(AAPには未反映)
引き続き 2024/12/28 に、https://developers.redhat.com/d4i-renewal から「Red Hat Developer Subscription for individuals」の更新作業をしました。

更新後、カスタマーポータルでサブスクリプション一覧を確認すると期限が 2025/12/18 の「Red Hat Developer Subscription for individuals」が新しいものが確認できました。

Red Hat Hybrid Cloud Console のサブスクリプション一覧でも期限が 2025/12/28 になったものが確認できました。

AAP には新しいサブスクリプションをまだ反映していない状態で、API /api/controller/v2/config/ を GET すると以下のレスポンスが返ってきました。一部マスクしたり説明(画面などの情報と合わせての推察を含みます)を付加したりしています。
{ "time_zone": "UTC", "license_info": { "instance_count": 16, "license_date": 1735361999, // 2024/12/28 13:59:59 (JST) "license_type": "developer", "sku": "RH00798", "usage": "Development/Test", "pool_id": "xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx_1", "satellite": null, "valid_key": true, "product_name": "Red Hat Ansible Automation Platform", "support_level": "Self-Support", "account_number": "xxxxxxx", "subscription_id": "xxxxxx_1", "subscription_name": "Red Hat Developer Subscription for Individuals", "deleted_instances": 0, "reactivated_instances": 0, "current_instances": 1, "automated_instances": 1, "automated_since": 1735395115, "free_instances": 15, "time_remaining": -34244, // 期限がマイナスなので期限切れ "trial": false, "grace_period_remaining": 2557756, // 猶予期限の残り 約29日 "compliant": false, // 有効ではない状態 "date_warning": true, "date_expired": true // 期限が切れ }, "version": "4.6.3", // ....(略)....
2024/12/29 期限切れ翌日
期限が切れたサブスクリプションのままの状態で AAP のサブスクリプション設定画面を見ると、ちゃんと猶予期限の残り日数が 29日に減っていました。

2025/03/17 新サブスクリプションの AAP への適用
猶予期限が切れた時の画面を確認するために、あえて放置していたのですが、だいぶ経ってしまいました・・
適用前確認
これから新しいサブスクリプションを AAP に適用しますが、まずは表示の確認です。猶予期間はとっくに過ぎていて、Days remaining は「-80」ですが、画面上部の赤いところは「0 days」でした。

Demo Job Template も実行してみたところ正常なようにも見えますが、猶予期限も過ぎている状態のため、あてにしないほうが無難かと思います。

適用と事後確認
いよいよ新しいサブスクリプションの適用です。サブスクリプション設定画面では期限が 2025/12/28 の新しいサブスクリプションが選択できるようになっていたので選択します。

EULA を確認して進めると、無事に適用できました。ステータス Compliant になり、心が穏やかになりました。

事後確認の一環として、念のためまた、API /api/controller/v2/config/ を GET すると以下のレスポンスが返ってきました。
{ "time_zone": "UTC", "license_info": { "instance_count": 16, "license_date": 1766897999, // 2025/12/28 13:59:59 (JST) "license_type": "developer", "sku": "RH00798", "usage": "Development/Test", "pool_id": "xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx_2", // 変わった "satellite": null, "valid_key": true, "product_name": "Red Hat Ansible Automation Platform", "support_level": "Self-Support", "account_number": "xxxxxxx", "subscription_id": "xxxxxx_2", // 変わった "subscription_name": "Red Hat Developer Subscription for Individuals", "deleted_instances": 0, "reactivated_instances": 0, "current_instances": 1, "automated_instances": 2, // ホスト追加など試したため増えた(更新とは無関係) "automated_since": 1735395115, "free_instances": 14, "time_remaining": 24704810, // 期限の残り 約286日 "trial": false, "grace_period_remaining": 27296810, // 猶予期限の残り 約316日 "compliant": true, // 準拠(有効な状態) "date_warning": false, "date_expired": false // 期限内 }, "version": "4.6.3",
もちろん、Demo Job Template の実行も問題なくできました。

おわりに
AAP 2.5 に適用していたサブスクリプション「Red Hat Developer Subscription for Individuals」の期限と猶予期限がきれた時の様子と、再適用した時の様子をまとめました。