てくなべ (tekunabe)

ansible / network automation / 学習メモ

「Ansibleもくもく会 2019.01 ネットワーク編 in 富士通」にメンターとして参加しました

はじめに

2019/01/ に Ansible のハンズオンイベント「Ansibleもくもく会 2019.01 ネットワーク編 in 富士通」が、 富士通ソリューションスクエア PLYで開催されました。

ansible-users.connpass.com

本イベントに、メンターとして参加させていただいたので簡単ににレポートいたします。

■ Ansible もくもく会とは?

Ansible もくもく会とは、Ansible ユーザー会の主催で1ヶ月に1回くらいの頻度で開催されるハンズオンイベントです。 サーバー編、ネットワーク編があります。 イベントの開催情報は、connpass の Ansible ユーザー会 グループのメンバーになると通知されます。 また、 slack の ansiblejp というワークスペースでも情報をキャッチできます。(Joinはこちらから)

自分で用意するのは Wi-Fi 接続できる PC と SSH クライアントくらいです。ハンズオンに必要なAnsibleをインストールしたサーバー、自動化対象のサーバー、ネットワーク機器は、すべてレッドハットさんから提供されます。 参加者ひとりひとりに1セットずつ割り当てられるので、環境は非常に恵まれています。

使用する linklightというコンテンツも用意されていて、日本語版もあります。


■ メンターとは?

もくもく会では、参加者がハンズオンをもくもくしている過程で、つまずいたり疑問に思ったことがあったときに書き込めるオンラインのメモ帳が用意されます。 その質問に対して、一緒に悩んだり、もし答えられれば答えるといった役割を持つのがメンターです。もちろん、口頭でやりとりもします。 もくもく会の参加の枠として、一般参加枠より倍率が低くて当選しやすい「メンター枠」が用意されているのがメリットです。

私も過去数回担当させていただきました。


■ 当日の様子

富士通ソリューションスクエア PLY という素敵な会場で、もくもくやっていきました。

www.fujitsu.com

今回はネットワーク編でした。ネットワーク編は今回で3回目でしたが、今回初めて Networking-v2 という新しいハンズオンコースでコンテンツ、環境での開催でした。


寄せられた質問の例

雰囲気をお伝えするため、参加者から寄せられた質問をいくつか要約して抜粋します。(実施はもっと細かく具体的にやりとりしています)

  • [Q] Exercise 1.2 の Step 1 の「factsの取得を制限したい場合」とは?

    • [A] 制限する目的はコントロールノードのメモリの節約と、情報収集時にかかるターゲットノードへの負荷の軽減。
    • [A] ios_facts モジュールでは、デフォルトでハードウェアやインターフェースに関するfactsを収集するが、 gather_subset オプションで変更できる。
  • [Q] Exercise 1.2 の Step 4[WARNING]: Unable to parse /home/student/lab_inventory/hosts as an inventory source (略) のようなエラーが表示されてしまう。

    • [A] 指定したインベントリファイルが見つからないようです。ansible-playbook コマンドを実行する際のディレクトリをご確認ください。

勇気をもって質問しちゃいましょう

「こんな簡単なこと質問しちゃってもいいのかな?」という内容でも思い切って書いて持ったほうが良いです。結構他の人も同じところでつまずいていたりしますので。


■ 成果共有LT枠 もおすすめ!

もくもくタイムが終わったら、成果共有LTの時間です。成果共有LTといっても 特に資料はつくる必要はなく口頭で

  • どこまでできたか
  • わかったかこと
  • つまずいたところ

などを数分発表するだけ OK です。

この役割の人向けに、申し込み時に「成果共有LT枠」が用意されています。やはり一般参加枠より倍率が低く参加しやすいです。その割にはお手軽なので、とてもオススメです。


■ まとめ

これまでは、恵比寿のレッドハットさんのセミナルームで開催されるてきたのですが、前回は弊社、今回は富士通さんの会場ということで、他の会場での開催の流れができてきました。

今後も定期的に開催されると思いますので、Ansible ユーザー会 グループや、ansiblejp slack をチェックの上、ご参加されてみてはいかがでしょうか。