てくなべ (tekunabe)

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Cisco の仮想ラボ環境 CML 2.0 から 2.1 へのアップグレード

はじめに

Cisco の仮想ラボ環境(有償)である CML の 2.1 がリリースされましたので、自宅環境の CML 2.0 をアップグレードしました。

パケットキャプチャー機能が改善したりしています。

本記事は、アップグレードした際の作業記録です。

雰囲気を掴む程度に留めていただき、正確な手順は以下の公式ドキュメントをご参照ください。

developer.cisco.com

なお、CML 2.1 からベアメタルインストールにも対応したようですが、当環境は VMware仮想マシンとしてデプロイした CML-Personal 2.0 からを 2.1 へのアップグレードです。


■ 1. 各種ファイルのダウンロード

Software Download (要ログイン)から CML-Personal 2.1 を選択し、以下の2つのファイルをダウンロードします。

  • cml2_p_controller-2.1.0-17.el8.x86_64.rpm
    • アップデート用 RPM
  • refplat_p-20201020-fcs.iso
    • IOSIOS XR などの各種イメージが含まれる ISO。CML 2.0 の頃は refplat_p-20200409-fcs.iso でした。


■ 2. CML コントローラーのアップグレード

RPM のアップロード

(詳細は公式ドキュメントCML Controller Upgrade - CML UI steps を参照)

CML の Web UI にログインし、Tools > System Upgrade をクリックします。

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System Upgrade

先ほどダウンロードした cml2_p_controller-2.1.0-17.el8.x86_64.rpm を指定して、Upload Image をクリックします。

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rpm ファイルを選択して Upload Image

アップロード中は以下のようなプログレスバー表示になり、完了するともとの画面に戻ります。特に完了した旨のメッセージは表示されません。

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アップロード中

Cockpit からアップグレード

(詳細は公式ドキュメントCML Controller Upgrade - System Administration Cockpit steps を参照)

ここからは システム管理の Web UI である Cockpit での操作です。

通常通りCMLをインストールした場合 https://cmlのホスト:9090 です。システム管理者ユーザー(CML の Web ログインユーザーとは異なる)でログインします。その際「特権タスクにパスワードを再使用する」にチェックを必ず入れます。入れないとあとでアップロードの際に Controller software upgrade has FAILED というエラーがが発生します(経験談)。

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「特権タスクにパスワードを再使用する」にチェックを忘れずに

ログイン後、左メニューの CML をクリックし、Maintenance セクション内の Controller Software Upgrade を開き、Upgrade Controller をクリックします。

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Upgrade Controller

表示されるポップアップの Upgrade をクリックします。

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Updgrade

アップグレードが始まり、しばらくすると Output セクションに Upgrade prosece done と表示されます。

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Upgrade prosece done

ブラウザの画面を再読込すると、Finish Upgarade ボタンが現れるのでクリックします。

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Finish Upgarade

表示されるポップアップの Upgrade をクリックします。

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Upgrade

CML サーバーが再起動し、画面上は切断されます。

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切断

しばらくしてブラウザの画面を再読込すると、再度表示されます。

ここまでで、CML 自体のアップグレードが完了しました。


■ 2. OS のパッケージのアップデード

ドキュメント上 Recommended とされていた、OS のパッケージをアップデードします。

(詳細は公式ドキュメントUpgrading the Base OS - Recommended (online upgrades only) を参照)

左メニューの サービス をクリックし、ターゲット から CML2 Network Simulation System をクリックします。

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CML Network Simulation System

CML Network Simulation System停止 をクリックします。(公式ドキュメントでは「 the three vertical dots at the end of the CML2 Network Simulation System line」とありましたが、Cockpit のバージョン違いなのかUIが異なっていました)

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CML Network Simulation System の停止

inactive になったことを確認します。

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inactive

左メニューの ソフトウェア更新 をクリックし、すべてのアップデートをインストール をクリックします。

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すべてのアップデートをインストール

しばらくすると、画面上は切断状態になります。(再起動を促すメッセージは表示されませんでした)

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切断

Cockpit に再ログインします。(見た目が変わりました)

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再ログイン

左メニューの サービス をクリックし、ターゲット から CML2 Network Simulation System をクリックします。

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virl2.target

CML2 Network Simulation System... から 開始日 をクリックします(おそらく開始の意味)。

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開始

状態が 実行中 になったことを確認します。

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実行中

ここまでで、OS のパッケージアップデートも完了しました。


■ 3. イメージファイル ISO の差し替え

最初にダウンロードした refplat_p-20201020-fcs.isoCML を動かしている仮想マシンの仮想ドライブに割り当てます。


■ 4. 確認

(Cockpit ではなく) CML の Web 画面にログインします。ログインでのバージョン表記が 2.1.0-b17 となりました。

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2.1.0-b17

ログイン後の画面も少し変わりましたね。Dashboard という名前になったようです。以下の画面では、2.1 の新機能であるダークモードに切り替えたものです。

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ダークモード


おわりに

無事に CML 2.1 にアップグレードできました。

パケットキャプチャー機能の改善はとても便利だと思うので試してみたいと思います。

参考

tekunabe.hatenablog.jp