てくなべ (tekunabe)

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JSTQB 認定テスト技術者資格試験 Foundation Level を受験してきました(シラバス2023V4.0)

はじめに

先日、JSTQB 認定テスト技術者資格試験のうち一番基礎的な Foundation Level (FL)を受験してきました。

以前から興味はあったのですが、2024年11月にシラバスが更新されたのをきっかけに受けてみようと思いました。

簡単ですがまとめます。

JSTQB 認定テスト技術者 Foundation Level

ソフトウェアのテストに関する知識な知識が問われる試験です。詳細は、シラバスを参照してください。

サンプル問題も公開されています。

勉強方法

今回のシラバス変更にした以下の書籍を利用しました。

book.impress.co.jp

一通り知識が学べて、各章末に練習問題があり、最後にまとめた問題があります。

結果的には私はこの1冊で十分でした。3-4 週間かけました。

なんとなくですが、昔に ITIL Foundation を勉強していたときの感覚に近かったです。特に、これにはこういうプロセスがあって各プロセスでは誰が何をして・・といった流れを覚える類のものです。

苦手と感じたのは以下の点です。

  • テストプロセスには何があるか、それぞれ何をするのか
    • テスト計画
    • テストのモニタリングとコントロール
    • テスト分析
    • テスト設計
    • テスト実装
    • テスト実行
    • テスト完了
  • テストの四象限と、各テストがどこにあたるか
    • 縦軸: ビジネス指向/テクノロジー指向
    • 横軸: チームを支援する/プロダクトを批評する

これまでの経験でそれはそうと思える部分もありますが、「なるほどこういう考え方もあるのか」とリセットしてインプットする部分もありました。

たとえば「テスト実装ではアレする。正しいか」と問われると、他にどういうプロセスがあるかを覚えておかないと、それっぽいなと思ってしまう事が多いです。なので、感覚に任せずに、どういうプロセスがあるかを覚えることを最初にしました。

正直テストの四象限はずっとしっくり来てませんでした・・

境界値分析や同値分割など、テクニック的なことは多くなかったです。ここ部分に関しては、基本情報技術者、応用技術者レベルといった感覚です。

テストの7原則は、共通認識をつくるときに便利だなと思いました。シラバスにも掲載されています。

  1. テストは欠陥があることは示せるが、欠陥がないことは示せない
  2. 全数テストは不可能
  3. 早期テストで時間とコストを節約
  4. 欠陥の偏在
  5. テストの弱化
  6. テストはコンテキスト次第
  7. 「欠陥ゼロ」の落とし穴

当日とその後

よくある CBT と同じような予約をして、当日もテストセンター的なところで受けました。

少し時間を余らせるくらいのタイミングで試験を終えました。

受け付けてで試験レポートを受け取りましたが、そこには結果は書かれていません。

あとでしべたら、当日は結果はわからず、2週間以内に分かるとのことでした。CBT = その場で合否がわかると思い込んでいたのですが、ちゃんと書かれていることを読んでおいたほうがいいですね。反省です。

私の場合は 5日後くらいにJSTQB認定試験申し込みWebサイトで合格を確認できました。2週間後には紙の認定証が届きました。

おわりに

ふりかえってみると、テクニック的なことよりは、プロセス、枠組みを問われることが多い試験に感じました。