はじめに
Red Hat Ansible Automation Platform (AAP) は、アップグレードのたびに機能追加や古い機能の削除などが行われます。内容は基本的に AAP の公式ドキュメント から該当のバージョンを選択して、「Release notes」などで確認できます。
特に、AAP on AWS のようなマネージド型の場合は、利用者側がアップグレード作業をしなくていい代わりに、決められたアップグレードのタイミング(AAP 2.7の場合のKB)までに事前にアップグレードの変更点は知っておきたいものです。
この記事では、利用者として閲覧できる範囲でなるべく早く次のバージョンの情報を知る方法をまとめます。
補足:
- 本記事のここでアップグレードとはAAP 2.5 から 2.6 のような単位のことを指します
- 本記事では「AAP 2.7 の~」といった記述がありますが、本記事執筆時(2026/5/18)では未リリースです。そのためいずれもリリース前の情報です
1. 製品ドキュメントページで「2.next」を選択
最近知ったので最初に紹介します。
「はじめに」で AAP の公式ドキュメント から「該当のバージョンを選択して」と書きましたが、最近「2.next」を選択できることを知りました。

現状、選択してみるとドキュメント一覧に「Ansible Automation Platform preview release notes」があります。ここに、まだドキュメントのバージョンを明示的に選択できない AAP 2.7 の情報があります。
例えば以下のような内容があります。
なお、2.next の選択肢については、後述の AAP 2.7 のスケジュールに関するKB のコメント欄で知りました。
[2026/05/29 追記] AAP 2.7 については普通にバージョン選択できるようになりました。
Red Hat Ansible Automation Platform | 2.7 | Red Hat Documentation
2. ドキュメント管理リポジトリを見る
AAP のドキュメントの元ネタになっているリポジトリは ansible/aap-docs です。なので、こちらのプルリクをチェックしていると、新しいバージョン含めて更新の動向がうかがえる時があります。
確認したい AAP のバージョンに合わせて、リポジトリのブランチを選択します。AAP 2.6 であれば 2.6 です。プルリクを眺めている感じですと、プルリクはまず main に対して出されて、そのあと各バージョンのブランチに反映させるためのプルリクが「[2.x backport]~」という形で出されるようです。
ここ最近の状況を眺めていると、バージョンごとのブランチは、リリースの前に新しく作成されてきました。現状 2.7 ブランチがないですが、もうじき作成されるのではないかと思います。
Markdown ではなく AsciiDoc の書式で書かれていて、変数的なものも埋め込まれています。変数的なものはビルドするタイミングで実際の値に書き換わります。ビルド前の生の AsciiDoc のファイル(*.adoc)を見るにはやや慣れが必要かもですが、変数名でだいたい連想できるようになっています。
また、ドキュメントも生き物のようであり、修正頻度がやや多いタイミングもある点は注意が必要です。
3. Red Hat の KB
Red Hat Customer Portal で「AAP 2.7」のようなキーワードで KB を検索すると、リリース前でも次のバージョンの AAP の情報がヒットすることがあります。
直近では、マネージド版の AAP 2.7 へのアップグレードのスケジュールに関するKBがとても有用でした。
4. YouTube
直近では、AAP 2.7 の新機能紹介動画がアップされています。
他、個人としては @alexdworjan さんの YouTubeでは、新しい機能が紹介されることがあります。
たとえば、 Execution Environment Builder という新しい機能(ansible-builderとは別物)が紹介されていました。
5. Red Hat のイベント
年次のグローバルイベントである Red Hat Summit で、新バージョンのAAPの機能について触れられることがあります。先日開催された Red Hat Summit 2026 でも Day 2 キーノートで Automation orchestrator についての発表がありました。
おわりに
新しいバージョンの AAP の情報を早めに知る方法をまとめました。改めて見てみると、文字も動画も結構いろんな方法があってありがたいです。